■ チップという習慣のない日本 日本ではあらゆる商品・サービスに決まった価格がついてるので、交渉で価格を決定することがありません。だからインドに行って交渉で価格を決めるシーンになると、ぼったくられないように安く安く済ませようとしてしまう事があります。 5年前、僕はインドでバックパッカーしているときは必至に値切りまくって、1ルピーでも安い方法を選択し、1ルピーでも安くリキシャ―に乗ろうとしていました。あの頃はお金がなかったですからね。 しかし今社会人になって決まった給料をもらい、ある程度お金を持つようになると気持ちが変わっていて、リキシャ―の値段があまり気にならなくなりました。だいたいどこに行くにしても100ルピー~200ルピーぐらいならOKって感じです。 アーグラのリキシャ―がその日の行程を終えて支払のときに、「Are you happy?」と聞いてきました。旅していると何回か聞かれるかもしれませんね。そして彼らは「you are happy, I am happy」みたいに言ってきます。彼は「あなたも私も両方happyで始めて本当にhappyなんだよ」と言いたいようです。 今回、インドについて最初の頃は、ケチケチ習慣が抜けずに割ときっちり値切っていたのですが、そういうのに疲れて「もう何ルピーでもいいや」って思い始めて、気前よくリキシャ―に支払うようになって、リキシャ―ワーラーの表情も変わっていきました。 タージマハルを見ている間、アーグラ城を見ている間、彼は待っているので、待たせる前に50ルピーぐらい渡して「これで何か食べてくれ」って言うと彼は喜びました。その日の行程が終わった後、トータルで5時間ぐらい待たせていたので、100ルピーチップを渡しました。すると彼は「I'm lucky」と言って、とてもhappyそうにしてくれました。それによって僕は、今日彼に運転してもらってよかったな~とほっこりした気分で宿に戻ることができました。 まあ、追加でお金をもらったので喜ぶのは当たり前かもしれませんが、それ以上にお金を多めに支払うことで、自分も気が楽になってなんかリッチになった心地好い感じがしていることに気づきました。 それ以降、自分はリキシャ―に乗るたびに50ルピーぐらい多めに支払うようになりました。 ■リキシャ―と喧嘩してるようじゃダメだよ アーグラの安宿がある...
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